施工事例
(株)みやまえ 様
(株)池上自動車教習所様
- 設置種別自家消費型太陽光発電(折板屋根)
- 設置エリア関東地方
- 設置容量40.2kW
- 完工2020年6月
自家消費型太陽光発電 導入事例:株式会社池上自動車教習所 様
ほぼ年中無休の教習所なので、電気使用量の約4割を占める空調費が課題でした。
導入の目的 | 空調の影響で下げられない電気料金を減らしたい |
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導入前の電気料金の課題 | エアコン必須の業態のため、電気料金の4割は空調 |
導入の決め手 | 東京都の補助金により、設置費用が約1/3に。営業担当者のきめ細かいサポート |
自家消費型太陽光発電 導入事例 インタビュー
ほぼ年中無休の設備。電気使用量の約4割を占める空調費が課題でした。
Q1.──以前から、電気料金削減は課題だったのでしょうか?これまでどのような取り組みをされてきましたか。
A1.電気料金は固定費で毎月発生するものなので、なるべく削減したいと思っていました。
数年前から、照明をLEDに取り替えたり、省エネ仕様のエアコンを導入するなどして、ずいぶん下がってはきていました。
新電力も、普及が始まった初期に導入しています。
「節電は、ある程度やりきった」と思っていたのですが、社長の知人の方から太陽光発電での省エネをご提案いただきました。
Q2.──どういった部分で電気料金がかかっているとお考えでしたか。
A2.空調です。電気使用量の約4割が空調でした。
使用量のピークを抑えることで電気の基本料金が安くなるので、ピーク値を教えてくれるデマンドメーターのようなものを一時的に導入したこともありました。
しかし、自動車教習所はお客様が利用する施設です。
電力使用量がピークに達するからといって、夏場の学科教習中にエアコンをいきなり切ることはできません。
お客様が利用する設備が多いこともあり、エアコンの使用量は削減できないという悩みがありました。
また教習所自体も年末年始や設備点検の日を除けば、ほぼ年中無休で営業しています。
営業時間中は、エアコンをはじめとした電気をほぼずっと使用している状態でした。
課題を感じていたところに、当社の社長のお知り合いからの紹介で、自家消費型太陽光発電を検討するようになりました。
Q3.──東京都の補助金で導入費が約1/3に。営業担当者のレスポンスも好印象だったという
A3.そうして比較検討される中で当社にお声掛けをいただきました。試算や提案はいかがだったでしょうか
当初、年間の電気料金削減が33.7%のシミュレーションをいただきました。
検討していた施設の屋根が太陽光発電を設置しやすい形状だったうえ、近くに大きなマンションが無い点も、太陽光発電の設置に合っているとご説明をいただきました。削減試算自体も、これだけ下げられるのであれば魅力的だと思いました。
さらに営業担当者さんから、東京都の補助金(地産地消型再生可能エネルギー導入拡大事業)の利用をご提案いただきました。補助金をつかわない場合の当初の試算では、投資回収年数が約9年でした。
それが、東京都の補助金を活用することで、約3年ほどの投資回収年数の試算となりました。補助金が通らない場合は導入は難しいと思っていたのですがエコスタイルさんにきめ細かく対応いただき、申請を通すことができました。
※ 太陽光発電システムは【設置地域の日照量】【設置場所・設備固有の影響】【設備の電気使用量】【天候要因での停止・発電量低下】【パネルの汚れやその他外因】などにより、発電量・自給率が変動いたします。削減シミュレーションは今回の設置事例のお見積時の試算であり、削減量をお約束するものではございません。設置する施設のご状況にあわせてお見積させていただきますので、別途お問い合わせください。
※投資回収年数経過後も、別途維持費用が必要となる場合があります。
※投資回収年数は、太陽光システム導入費用の見積書に記載がある金額と、年間電気料金削減額を基に算出したものであり、見積書に記載の無い費用及び再エネ賦課金・燃料調整額、消費税は投資回収年数の計算には含まれておりません。
※補助金は自治体や執行団体に個別に対して、個別に申請・審査する必要がございます。必ずしも満額が交付されるとは限らず、交付・審査の決定に当社は関与しません。
※「地産地消型再エネ増強プロジェクト事業」は東京都及び公益財団法人東京都環境公社の事業となります。助成金の交付及び審査に当社は関与いたしません。
東京都 地産地消型再生可能エネルギー導入拡大事業とは
2020年3月末まで公募していた東京都の補助金制度。自家消費型再生可能エネルギー発電等設備及び再生可能エネルギー熱利用設備を都内に設置する事業に対して、中小企業なら対象経費の約2/3(上限約1億円)、それ以外の民間事業者では約1/2(約7,500万円)が補助された(要審査)。
※2020年8月より東京都では「地産地消型再エネ増強プロジェクト」の公募を開始しています。補助金の利用可否・シミュレーション作成を承っております。お気軽にご相談ください
池上自動車教習所の外観。1Fが受付/2Fは学科教習の教室がある。
Q4.──当初にご提案させていただいてから、検討・設置、見積まではどのくらいの期間だったのでしょうか?
A4.2019年の10月頃に提案をいただき、11月には設置可否の返答をさせていただきました。東京都の補助金の申請期限が決まっていたこともあり、社内での調整や検討期間はあまりありませんでした。当社では7月~8月が電力使用量のピークがあるため、せめて7月上旬に設置したい旨をリクエストしていました。昨今の感染症の事情もあり、東京都の対応や工事の手配、機材発注などもネックだと思うのですが、上手に調整いただき、6月末には設置を完了していただきました。
Q5.──営業担当者の対応はいかがだったでしょうか
A5.スピーディで丁寧で、満足しています。
何社か相見積を取りましたが、エコスタイルさんを選んだのは、営業担当者さんがスピーディで丁寧だったこともあります。
こちらの連絡に対して、いつもすぐに対応いただきました。また、補助金の申請の際も、東京都への提出物が多かったのですが、ずいぶん助けていただきました。
ハンコの位置や記入例を用意いただくなど配慮をいただき、事務的な手続き面もスムーズにおこなうことができました。
現在も、機械の運用状況・削減状況などについて、営業さんに都度ご相談させていただいています。設置したら終わりではなく、導入後も変わらずお付き合いをさせていただいています。
Q6.──使用量のピークである夏場を超えて、削減量はいかがだったでしょうか?
期待をしていたのですが、あいにく今年は換気のために窓を空けて授業をしなければならず、エアコンの冷却効率が落ちてしまったんです。
エアコンをフル回転しなければならなかったので、電気料金自体も昨年度より上がってしまいました。
ただ、太陽光発電を設置していなければ、電気料金がもっと上がっていた可能性もあります。
そういった運用面についても、エコスタイルさんに引き続きご相談させていただきながら、削減効果を見ていきたいです。
地域密着の企業として、CO2削減効果も訴求
Q7.──CSR上の効果などについては期待されていたでのしょうか
再生可能エネルギーを積極的に導入している点を訴求して、教習所がもつ古めかしいイメージを払拭できれば、と思いました。
昨今は自動運転も普及しつつありますが、人間が運転技能を学んでいるのが前提の技術だと思っています。運転技術や学び方自体は昔から変わらないので、先進性が打ち出しにくいと感じていました。
また、教習所はCO2の排出が避けられない施設でもあります。電気自動車やハイブリット車のような最新の車は、諸々の制限があって教習車に改修できません。そのため、ガソリン車をつかわざるを得ない側面があります。
そのため、太陽光発電で再生可能エネルギーを使用していることを訴求して、イメージ向上を期待しています。
Q8.──CSR、企業イメージ向上のために他に取り組んでいることはありますか?
当社は地元・大田区のお客さんが7割の地域密着の会社なので、地元のバスケットボールチームに協賛しています。交通安全教室などで地元警察とも協力しています。
また最近では、感染症対策の徹底とアピールをおこなっています。先日も、入り口に検温のシステムを導入しました。
教習所って、安全面や信頼性を親御さんがしっかりチェックしているんです。親御さんが、「免許取りなさいよ」と大学生くらいのお子さんにすすめて、親御さんご自身がウェブサイトなどを見て調べるんですよね。
ですので、太陽光発電の発電量や削減効果も、今後はウェブサイトでも発信していこうと思っています。
まとめ:削減しにくい固定の電気料金を下げるための自家消費型太陽光発電の活用
学校としての側面を持つ施設だけに、エアコンの電気料金が課題だった池上自動車教習所様。
削減のシミュレーション数値はもちろん、補助金の提案による回収年数の短縮と、営業担当者のきめ細かいサポートを評価いただき、導入いただきました。
株式会社エコスタイルでは、自家消費型太陽光発電の検討に際し、日照条件にあわせた発電量・投資回収年数の試算をさせていただいています。
また、お客様の地域・施設で活用できる補助金や助成金の利用もあわせて、ご提案いたしております。
補助金の申請についても、お客様の負担が最低限になるようにお手伝いさせていただきます。
お客様が使用できる補助金に関してもお調べした上で、ご提案いたします。まずはお気軽にご相談ください
(株)アタゴ様 第二工場
株式会社カノー様
- 設置種別自家消費型太陽光発電(折板屋根)
- 設置エリア近畿地方
- 設置容量160.8kW
- 完工2020年6月
初期投資0円※1「PPAモデル」ご導入事例
スーパーマーケット食品館アプロ 生野小路店
再生可能エネルギーの活用を通じて地域のお客様に安心で安全なお買い物を戴けるように地球環境への取り組みの一環として導入されました。※1 ここでの「初期投資」とは、本システム導入に関する施工関連費用(工事代金、機器代金、設計技術費用等)を指します。また、契約金額に応じた印紙や切手など契約締結にかかる諸費用は別途必要です。 PPAは個別に審査があり、契約期間や電気利用料は契約で取り決めます。また、契約期間満了後の設備の取り扱いに関しては契約の内容により異なり、保有する場合には追加の費用が発生する場合もあります。
明治油脂株式会社様
カモ井加工紙株式会社
- 設置種別自家消費型太陽光発電(折板屋根)
- 設置エリア中国地方
- 設置容量416kW
- 完工2020年1月
原価低減・利益率確保のための長期的な効果に期待
自家消費型太陽光発電 導入事例 インタビュー
主力商材はマスキングテープ。工業用・文具用を問わず世界中で愛用されている
──まず、貴社の製品とこちらの工場(矢掛工場)ついて教えていただけますでしょうか。
工事現場の養生で使用するマスキングテープや、文具用のマスキングテープを製造・販売しています。
本社が倉敷にありまして、創業当時は”リボンハイトリ”(リボン型ハエトリ紙)を製造していたのですが、
戦後に国内の需要が減ってきたところで、粘着技術を活かして、和紙粘着テープを製造するようになりました。
その後、バブルの時代に次々とビルが建つようになったころ、建築資材としてのマスキングテープ(ガラス回りのコーキングの養生に使用)の需要が高まってきたのです。
そんな中、工業用マスキングテープの生産のキャパシティが足りなくなって、この矢掛工場が1991年に竣工しました。
矢掛工業で生産されている工業用マスキングテープ。中央のKABUKIは車両塗装用、左右のSB-246S、No.3303-NEOは建築現場でのシーリング用。マスキングテープを使用する壁(被着体)の材質にあわせて、幅広いラインナップを製造している。
(工業用マスキングテープの)国内需要だけでなく海外での需要も増していることもあり、竣工当時よりも生産ラインは増やしています。
今では、この矢掛工場は土日問わず24時間で製造をしています。
従業員は200人ほどで、3~4交代で、常時100人ほどが勤務しています。
──最近では文具や雑貨としてもマスキングテープが人気ですよね。倉敷本社では工場見学をやっていると伺いました。
倉敷本社では、現在文具や雑貨として柄付きのマスキングテープ「mtシリーズ」を製造していまして、工場見学会を毎年開催しています。
いわゆる、「マステファン」と言われる方向けですね。
倉敷本社で開催される「mt FACTORY TOUR」。例年3月から4月にかけて開かれる工場見学会は、国内外から「マステファン」が集まる事前抽選制のレアなイベント(写真は2019年3月撮影)
開催期間は2週間ですが、1日1,000人、延べ1.4万人以上の方にご来場いただいています。
海外でもマスキングテープの人気は高まりつつあり、中国や台湾、ヨーロッパなど、遠方からのお客様がまとめてグッズを買われていきます。
現在は新型肺炎の影響で延期中となっておりますが、毎年あるテーマをもとに展示やサービスに工夫されているようです(注:取材は2020年3月)
自家消費型太陽光発電で365日操業の工場での電気代削減に期待
──このたびは矢掛工場に太陽光発電システムを導入いただきました。導入の目的をお聞かせいただけますでしょうか
省エネ法への対応やSDGs対応による社会貢献を主な目的としています。
しかし、正直なところ、一番メリットに感じたのは電気料金の削減によるコスト削減でした。
当然、副産物としてのBCP(災害時の電源確保)や夏場の直射熱カットによる工場内環境改善にも期待しています。
(株)アタゴ様 第一工場
- 設置種別自家消費型太陽光発電(折板屋根)
- 設置エリア関東地方
- 設置容量268kW
- 完工2020年1月
営業担当の対応力、施工の技術力が導入の決め手
環境負荷の低減・電気代削減の両方の面からいいところばかりだと思いました。
※ この動画は2020年9月に作成されたものです。
営業担当の対応力、施工の技術力が導入の決め手
自家消費型太陽光発電 導入事例 インタビュー
──まず、貴社の製品である屈折計について教えていただけますでしょうか。
「光の屈折」の原理を使って、果物の糖度を測ったり、料理・食品の濃度を測る装置です。光学機器ということもあり、プリズムの加工から組み立てまで、かなりの精度が要求されます。
プリズムの角度がほんの少しずれるだけでも測定できなくなっちゃいますから、職人技に近い工程も多いです。国内生産にこだわっているのも精度の追及の部分が大きいですね。
主力商材の手持屈折計「PALシリーズ」。本体上部の穴に測りたい液体を垂らし、濃度・糖度などを計測することができる
──そういったこだわりもあり、株式会社アタゴ様の屈折計は、国内シェアが80%だと伺いました
そうですね。農家さんが果物の糖度を測るような用途にも使われていますし、糖度や塩分量、濃度などの面で安定した品質を保ちたい店舗様でも評価いただいています
例えば、大手牛丼チェーン様でもほぼ全店導入いただいていますし、老舗の果物専門店・老舗の和菓子店様にも導入いただいています。
和菓子店様にうかがったのですが、和菓子のあんこって、練るのがとても難しいんですよね。その日の気温や湿度、あとは原材料の水分量などで全然変わってきてしまう。だから、天秤で材料を測るとか、温度を測るのと同じ感覚で糖度を測るとうかがいました。
──そんな屈折計を製造する深谷工場のご紹介をいただけますでしょうか
こちらの工場は2011年に竣工しました。プラスチックの成形や基盤の生産から、全世界への発送までを一貫して行っています。第一工場と第二工場合わせて140名ほどが働いています。
社長がフェラーリのイタリアの工場に感銘を受けたとのことで、フェラーリの工場を参考に設計されていて。グッドデザイン賞も受賞しています。
──そんな深谷工場にこのたび太陽光発電システムを導入いただきました。自家消費型太陽光発電はご存じだったのでしょうか?
たしか新聞でそのような趣旨の記事を読んだことがあったんです。工業系の新聞に「太陽光発電には、売電以外にもメリットがある」と、どこかの大学による記事が掲載されていました。
いままでは、売電しないと元が取れないというイメージが強かったのですが、その記事で「蓄電池などを使わない一番シンプルな状態」でも魅力があると知りました。
深谷第2工場に設置した太陽光パネルの外観
──仰るとおり、自家消費型太陽光発電にはコスト面やCSRなど様々なメリットがあります。アタゴ様の場合はどの部分に魅力を感じたのでしょうか
いくつも理由がありますが、その中でも今年の年度方針として「廃棄ゼロ」を目指していたことが大きいです。
「社員が会社に自信を持てるように」と、地域貢献はいままでもやっていましたが、それだけではなく、廃棄ゼロプロジェクトをやっています。
例えば、シュレッダーのゴミや、化粧箱の加工でカットした端材を梱包材に加工しています。ウレタンを切り抜いたあとの端材も、もう一度細かく砕いて再形成することも企画しています。
「廃棄ゼロ」を実現するハードルは高いのですが、ひとつひとつできることをやっていっています。
そういう環境負荷を低減する施策を選ぶ中で、太陽光発電が候補にあがりました。
環境負荷の低減と、電気代削減ですね。両方の面から、「いいところばかりだな」と思いまして。
──そこまで環境を考慮されていたのですね
もともと工場自体のポイントとして「内製化率を上げる」ことも目指しているんです。
例えば、「金属加工したときに出た粉を集めて、溶解して型に流してもう一度使おう」といったことにも興味を持ち、調査中です。
工業団地ではないので、近くに民家もあるので大きな音がするものは内製化しませんし、
あとは、塗装とかメッキとか、廃液を出してしまう環境負荷の高いものは、会社の方針として取組みません。
ですが、それ以外のできる部分は、自分たちで作ってしまう。それってエコの側面もありますよね。
そうなると、「自家発電としてのソーラー」っていうイメージはマッチすると思いました。
──電気代の削減という面では、ほかの削減方法と比較したりはしましたか?
削減というわけではないですが、節電という面ではいろいろ試したんですよ。電気代が高いので……
この工場って、屋根がガルバリウム鋼板なので、夏がすごく暑いんですよ。
一時期は屋根の上に井戸水を散水していたんですが、近隣の道路工事がきっかけで井戸水が使えなくなってしまいました。
水道水を撒くとコストが嵩むので散水しなかったら、去年なんかは特に暑くて電気代がすごかったんです。
電気代を抑えるためには、ピークが関係するじゃないですか。
だから使用量のピークを抑えるためにエアコンを入れるタイミングをずらしたり、冬は使い捨てカイロを配ったりとか。
そうやっていろいろ努力したんですけど、ただやっぱり限界はありましたね。
──実際に太陽光発電システムを設置してみて削減量にはメリットを感じていただけそうでしょうか?
実際に今日の測定値を、さっき見てみたんですよ。
それを見ながら社内でも話してて改めてびっくりしたんですけど、今日って日中でも結構寒いじゃないですか。(注:取材は2020年1月末)
これでエアコンもつけていて、半分くらいは発電してまかなえているので。すごいなあと(※)。
取材日当日の発電量に対する感想であり、実際の導入時の効果実感を保証するものではございません。
──削減面といえばLEDはすでに導入されてらっしゃいますが、こちらは建てられたときから導入していたのでしょうか?
LEDは3年くらい前からですね。近くにアイリスオーヤマさんの工場と倉庫があって、そこと深谷市の企業交流会でお知り合いになって、それがきっかけでした。
──ありがとうございます。ここからは弊社との関係についてうかがいたいと思います。他社様との比較や社内での意思決定はどのような感じだったのでしょうか
商談自体は前任者が進めていたのですが、何社か検討していたと聞いています。
もともと最初は他社さんで検討していたのですが、営業担当と全然コミュニケーションが無かったと聞いています。
あとは、施工が綺麗なところを選ぼうという話にもなっていまして、
色々探していて、エコスタイルさんを見つけてご相談させていただきました。
──他社と比較して営業担当の対応にご満足いただけたということでしょうか
非常に満足しています。スムーズに進めていただきました。
ちょっと工事に際して要望を出させていただいたんですよ。
もともと、屋根の太陽光パネルからパワーコンディショナーの置いている場所まで、工場の外を大回りさせる提案だったんです。
それを「どうにかできないか」と相談したら、営業担当者様から、「ここをストレートに通す選択肢もあります、電力ロス的にも大きくないです」と再度提案をいただきました。
画面右側のパワーコンディショナー(PCS)に向けて、当初は工場の外周に沿わせて配線する予定だった。アタゴ様の要望とエコスタイルの提案で、PCSと社屋の間のアスファルトを掘削し、配線を最短距離に変更した
ちょうど、工場の裏手のアスファルトもやり替えてしまおうと思っていたので、そこを加味したうえで納得いく提案をいただきました。
本当に急な変更だったのですけど、聞いていただけて感謝しています。
──施工内容についてはいかがでしょうか
工場の隣の丘が高いので、屋根が見えるんですよ。
改めて見たときに、やっぱり見た目が綺麗なので満足しています。
太陽光を当初渋っていた理由のひとつが外観なんですよ。
屋根の上に置くときに、台座などで嵩上げすると思っていたので、外観的に崩れることを心配していました。
弊社の社長もおそらくそうだったと思うんです。
ただ、この工場も竣工から年数が経ってきて、見た目的にも落ち着いてきている状況でもあったので。
「じゃあもう、太陽光発電を置いても悪くないんじゃないか」とそういった話になりました。
外観についてもご相談させていただいて、屋根と太陽光パネルの間の隙間を最低限で設置していただきました。
上から見ると、屋根の上にピッタリとくっついているように見えますし、あれはすごいなあと思っています。
──施工担当者とのやりとりもあったと思いますが、そちらはいかがだったでしょうか。
施工の方の対応もよかったです。
工事に入る前に、
「資材の置く場所や工事の段取りなどを、お互いに現地で確認しながら打ち合わせがしたい」
と要望させていただいたんです。
そのあと、その日のうちか翌日には来ていただいて、全部お話を聞いていただきました。
色々と現地でも追加の要望や質問をさせていただいたのですが、その翌日には対策案の解答をいただきまして。
そのスピード感が良かったですね。
──今後、もっと自家消費型太陽光発電を提案させていただきたいと思っています。なにか足りない部分はありますでしょうか
足りないところではないのですが、もっとアピールできる部分があるんじゃないかと思います。
一番アピールされているところは、節電や環境の側面だと思います。
それに加えて、最近は大きい台風や地震の心配があります。
我々のように設置いただく側としては、災害対策としての面をアピールいただくと安心感につながります。
なので、先日営業担当者様に「施工してからが、我々との本当のお付き合いになります」と言っていただけたので、
大変ありがたかったですね。
ご提案の際にも、事前にしっかりと強度計算していただいて、
「これだけ強度があります。安心してください」
と言っていただきました。
この建物を建てられた建築会社様ともしっかりやり取りをしていただいて、それも踏まえて強度を確認していただいたんです。
あとは、モニタリングサービスのご提案ですね。
実際に発電の結果を見て、「これだけ効果がある」というのが見えるとやっぱりうれしいです。
そういう、導入前後にこちらが不安に感じる部分のお話をもっと伝えていただくと、魅力が増すように思いました。
株式会社ワイエムエコフューチャー様
株式会社長野サンコー様
- 設置種別自家消費型太陽光発電(折板屋根)
- 設置エリア北信越地方
- 設置容量57.60kW
- 完工2019年2月
エコアクション21の新たな取り組みの一環として
自家消費型太陽光発電にはCO2排出量削減はもちろん電気料金の削減にも期待
精密プレスのパイオニアとして長野サンコー様のプレス絞り加工部品はあらゆる分野で使用されておりモータ、コネクタ、各種自動車部品などの多様な部品に採用されています。精密プレス絞り加工を中心とした プレス金型製作・プレス加工技術を駆使し、 難加工の量産部品製造を実現することで、サプライヤーとしての地位を長年確立されてきました。 2006年9月に諏訪市で初めてエコアクション21に認証登録して以来、「ムリせず、ムダなく、できる事をがんばろう!」をスローガンに環境経営を継続されており、その会社としての新たな取り組みの一環として当社の自家消費型太陽光発電をご導入いただきました。
株式会社嶋治水産様
- 設置種別自家消費型太陽光発電(折板屋根)
- 設置エリア近畿地方
- 設置容量72.96kW
- 完工2019年2月
自家消費型太陽光発電 導入事例 インタビュー
──自家消費型太陽光発電は、以前からご存知だったのでしょうか。
嶋田 圭祐 代表取締役(以下、嶋田代表):
自家消費型太陽光発電は漠然とは知っていました。HPなどで調べていたらたまたまウェブサイトが出てきたという感じです。
──自家消費型太陽光発電には導入メリットが様々あるのですが、御社はどういう目的で導入を決定されたのでしょうか。
嶋田代表:
CSRや電気代削減などが目的でした。特に、電気代と節税(即時償却)ができることが、決断の大きな理由でしたね。電気代は安くなってきているので月間100万円もかかっていないですが、それでも毎月大きな出費なので、削減できるなら大きなメリットですよね。また、自然にやさしい電気を使うことでCSRなど会社のプラスイメージになることも、調べていたら改めて知りました。
──検討期間はどの程度を要しましたか。
嶋田代表:
検討にはさほど時間はかからなかったと思います。問い合わせたのが2018年の10月なのですが、当時2019年3月までと言われていた税制(即時償却が適用できる「中小企業経営強化税制」)を利用したかったので、あまり時間的余裕がなかったこともあり、検討期間としては短かったと思います[※]。
※本回答は取材時のものです。記事作成時(2019年4月)現在、中小企業経営強化税制は2年延長され2021年3月31日までとなりました。自家消費型太陽光発電も引き続き、同制度の対象となる設備となっています。
──売電としての太陽光発電は候補にあがらなかったのでしょうか?
嶋田代表:
もう売電単価も低いですし、税制措置を利用したかったので、はじめから自家消費型太陽光発電しか検討していませんでした。
──太陽光発電設備は、どのような場所に設置されましたか。
嶋田代表:
新しく建設した冷凍庫の屋根でした。本社の屋根にも設置したかったのですが、既に売電用の太陽光発電を設置していたこともあり、あまりスペースがなかったので断念しました。
──導入にあたって不安はありましたか?
嶋田代表:
以前、ある会社さんに自家消費を導入できないか問い合わせたことがあったんです。その際に機器に不具合が出る可能性があると言われ、それ以上調べずに諦めてしまったという経緯がありました。
今回、改めて導入を検討し始めてエコスタイルさんにお話を聞いたら「こういうケースの場合にはこんな不具合が発生することもあるが、こういうケースなら大丈夫」など詳しくご説明いただいて、当社では問題なさそうだということで導入を決めました。
──自家消費型太陽光発電「太陽でんき®」は、導入して良かったと感じていらっしゃますか。
嶋田代表:
導入したばかりなので、まだ効果としての実感はないですね。設置が完了したと言っても屋根の上なので普段は見えないですし、本当に発電しているかまだ数字として見えているわけでもないので、実は私も早く知りたいんですよ。(インタビュー実施時期は、発電開始から1ヶ月程度)
──他社と比較して良かった点など、エコスタイルを選んでいただいた理由があれば教えていただきたいです。
嶋田代表:
問い合わせたらすぐに打ち合わせに来て頂いたのが大きかったですね。私が自家消費について色々調べていた時でもありましたし、正直、タイミングもあったと思います。担当営業さんに「即時償却をするための申請は意外と時間がかかりますよ」と教えて頂いたおかげで、動きも速めに進めていこうとなりました。手続きが何とか間に合ってほっとしています。
──既存の取り組み以外に、取り組んでいる設備投資などはありますか。
嶋田代表:
別の経緯ですが、省エネ対策を提案してもらい、照明は3~4年前に全てLEDに変えました。また今後も、自家消費型太陽光発電で100%即時償却ができるなら設備投資として拡大したい考えはありますけど、設置できる場所には限りがありますし、無理して設置するものでもないですしね。今後、税制措置の継続が確定したら再度検討しようと思っています。※掲載内容は記事作成時点(2019年4月)のものです。